始めに・・・

筆者は、現在プリンタを3台自宅で利用しています。
なぜ、3台も使用しているのかというと用途に応じて使い分ける必要があるからです。
プリンタに掛かる費用は、
総コスト=本体代金+換えのインク(トナー)+用紙
で、決まるため印刷する用途(モノ、写真なのか?書類なのか?作品なのか?)にあったプリンタを使わないと、無駄に高いインクを購入する羽目になってしまうからです。
言うなれば、メーカーにやられてしまう状態です。
今回は、簡単ではありますが、プリンタの市場についてお話しをしたいと思います。

直近5年間のインクジェットプリンタ市場の動向について

まずは、コチラの資料を見て下さい。

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こちらは、IDC Japan株式会社が2016年3月に発表した直近5年間の国内インクジェットプリンタの販売台数です。
国内プリンタの主戦場は、A4複合機のインクジェットプリンタになるのですが、2015年度は、遂に500万台を割り込む右肩下がりの縮小傾向にある市場というのが、見て取れると思います。
最盛期の2012年622万台をピークにわずか3年で130万台縮小しています。
背景には、スマホなどの影響によるプリント需要の低下やペーパーレス化などが大きいと筆者は見ています。

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続いて四半期ごとの実績ですが、インクジェットプリンタの繁忙期はやはり、年賀状需要で大きく販売台数が膨らむ、Q4になるのですが、Q4の下げ幅が他の四半期に比べ大きく下がっているのが分かると思います。
年賀状を送る人が減っているのが大きな原因だと思います。

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次に、2015年のメーカー別のシェアですが、コチラは、国内2強のキヤノンとエプソンが拮抗しており、ブラザーが2014年に比べシェアを伸ばしています。
各社生き残りをかけた熱い戦いが、繰り広げられていますが、直近5年で各社がやってきたことは、シェアを確保するための本体価格の値下げと、値下げ分を穴埋めする為に、インクのモデルチェンジの際にインクの内容量を減らし、インクの販売価格の引き上げがゆっくり行われていました。
インクのモデルチェンジは、互換インクに対する対策でもあります。
因みに、エプソンは、2016年3月にインクの価格改定をしています。ブラザーは、9月にインクの価格改定をしています。

そして、2016年の市場は?

2016年のプリンタ市場ですが、2015年の7割から8割前後で推移しているらしいです。
プリント需要が、全く無くなることはないとは思いますが、各社はこれまで保っていたビジネスモデルから新しいビジネスモデルへ転換しようと、試みている過渡期にあると思います。
次回は、各社のプリンタの機種について、説明したいと思います。
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